硫黄島からの手紙

会社の同僚が観て、面白かったという話だったので気になっていたのですが、やっと観に行けました。
監督・プロデュースがクリント・イーストウッドなのですが、もう、完全に日本映画にしか見えないです。
しかし、「勝ち目のない戦いに向かう兵士達の話」という部分で同じような作品であった「男たちの大和」と比べて「死に様の美学」的な演出は控えめで、「男たち〜」をイメージして観に行くとやや拍子抜けするかもしれません。
でも、あの戦争の無謀さ、それによって死んでいった人達の勇敢さと人間臭さ、弱さをを客観的*1に描いていて、面白かったです。

一応、主演は渡辺謙ですが、出番の多さや役どころとしては二宮和也が主演と言っても良いかもしれません。
「男たち〜」にも出演していた中村獅堂は、「男たち〜」と色々な部分で真逆な役回りで、興味深かったです。ある意味、今まで無かった役どころかも。

全体の感想としては面白かったのですが、「父親たちの星条旗」も観たくなってきましたw


余談。映画でも使われていたのですが、「冒頭で何かが見つかる」>「回想(本編)」>「冒頭につながる」パターンは、演出としては効果的なのかもしれないけど、そろそろ飽きたナリヨ…(;´Д`)

*1:あくまで「比較的」な話ですが