謀ってるな、シャア。
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (11) (カドカワコミックスAエース)
- 作者: 安彦良和,矢立肇,富野由悠季
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: コミック
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「シャア・セイラ編」に引き続き、安彦先生オリジナルの一年戦争開戦前夜のお話「開戦編」前編です。
素性を隠してジオン士官学校に潜り込んだシャア(キャスバル)が頭角を現しつつ、ザビ家の四男坊ガルマをそそのかして、自分の思い通りにする話……っていうと、なんか怪しい話に聞こえる(笑)実際に「ぽい」描写もあったりしますしねw
しかし、こうして読んでみると、ほんとガルマって、騙されてるよなぁ(笑)
まぁ、この段階で、シャアがザビ家への復讐を遂行する為のステップとして、ガルマの親友を演じているのか、ガルマの坊ちゃんぶりに萌えて、本当に友情を感じているのかはわかりませんが、前の巻のラスト、本物のシャアに成り代わる手段の手際と非情さを見る限りでは、全て計算ずくなのでしょう。
そして、シャアの動向と平行して語られる、MSの開発プロジェクトと、それに対抗するRXシリーズ開発始動、アムロやセイラの動き、次の巻で語られるシャアとララァの出会い。長きに渡って語られている「機動戦士ガンダム プロローグ」も、第一話に向け、収束し始めていると言えるでしょう。