変わらない?そんなのウ・ソv

選挙に行こう

次の日曜日(9/11)は衆議院議員選挙ですね〜。
あちこちで散々言われている事ですが、選挙権を持っている皆さんは投票に行きましょう〜ヽ(´ー`)ノ


よく「行ったって変わらない」と言う方がいますが*1、そんな事はない。変わりますよ〜。


そりゃ、選挙管理委員会が言うような、「あなたの一票」だけで変わる事はありませんが、それの積み重ねが変える原動力になります。


1万人の有権者がいる選挙区があったとしましょう。
ある選挙で、立候補者はA党(与党)、B党(野党)、C党(野党)の三党から一人ずついたとします。
投票率が50%だったとしましょう。
その選挙でA党の候補者がなんと、半数も票を得て、当選したとしましょう。
この場合のA党候補者の得票数は2万5千票。
B党、C党の得票はそれぞれ1万2500票だと考えると、A党の候補者はB党、C党の候補者に、倍の差をつけて当選した事になります。


A党、ダントツ!
でも、、落選した候補の得票数に投票を棄権した50%、5万人の票が加わったら…?
「倍の人が投票したって、A党にも同じだけ票が入るから同じじゃん。」
と思われるかもしれませんが、そうはなりません。
何故か。
では、まず、一番、選挙に行っている人というのはどういう人達なのか考えてみましょう。
政党には支持母体というものがあります。
業界団体であったり、組合であったり、宗教団体であったり。党によって、色々な支持母体を持っています。もちろん、その政党が大きな力を持てば、支持母体も色々と有利に事が運んだりするのですが。
そういう、支持母体に属する人達や、政党に入っている党員の人達は、選挙になると、必ずと言って良いほど投票へ行きます。「組織票」と呼ばれるものですね。
この組織票に、一般の、特にどこの支持母体や政党に入っていない投票者の数がプラスされて最終的な投票数が出てくる訳です。


そう。


まずは組織票ありき。
そしてそれは、投票率が低くなればなるほど、得票率に占める割合が大きくなる事を意味します。
「組織票をたくさん持っている政党が強い」
これが一般の有権者に「私が選挙に行っても変わらない」と思わせる一番大きな要因ではないかと思います。
逆に言うと、これは「棄権者の票の大半は浮動票」という状況を現しています。


なので、投票率が倍になったからといって、得票数の割合は同じではない、という訳です。


根本的に、投票を棄権するのって、逆に組織票を有利にしているんですよね。
逆に「どうせ、投票しても、組織票を持っている政党には勝てない」と思って棄権している人達が、他の政党の候補者に投票する事で、簡単に組織票をひっくり返す事が出来るのに。


大きな支持母体を持っている政党にとって、投票率って、低い方が有利なんです。
候補者は浮動票を得る為に選挙期間は一般の有権者にもいい顔をしていますが、それ以外の期間は、大政党であればあるほど支持者にだけゴマをすれば事は足りるんですね。
そんな事では、一般の人にとって良い世の中にはなりにくいです。


では、どうすれば?


理想を言えば、有能な人間を見極めて、一般の有権者がその人に投票して、当選
させる…という事になるのでしょうが、中々、有能な候補者というのも…。
ここで選挙に行かないもう一つの理由「誰に入れても一緒」「良い人がいない」
が出てくるのですが、これについてはかなり暴論かもしれませんが、


とりあえず、野党に政権を取らせてみてみ?
これで必ずしも直接的に世の中が良くなる事は少ないでしょう。
でも、政権(=利権)を奪われた元与党の人達は死に物狂いで政権を取り返しにかかるでしょうから、一般の有権者の機嫌取りまでしっかりとやってくれる事でしょう。そういう事が何度かあれば、少しは良い国になるんじゃないだろうか?と…*2

まぁ、わかったようなわからんような事をツラツラと書きましたが、要は


「変わらないなんて思わずに、選挙に行ってみようよ」

というお話でしたw




この、組織票と浮動票の話って、実は一度書いてみたかった事の一つでした。
ヘタレな内容ですが、書けて良かったw

*1:そういう人に限って内閣総理大臣の名前すら知らなかったりしますがw

*2:かなり暴論w