告白

面白かったです。


が。


内容として、感情としては肯定したいのだけれど、理性として否定したい自分がいます。


主人公である女教師の選んだ選択肢は、感情としてよく判るし、自分が同じ立場であれば、やり方は別にして、同じ道を歩くかもしれない。


でも。


映画の観客(傍観者)の立場での理性は、これを肯定したくない。


なんというか…ちょっと違うかもしれないけれど、「痛いニュース」等でみる、「2ちゃんねるの正義」を見ているのと同じような気分になる…。


光市母子殺害事件」や「秋葉原無差別殺傷事件」に対する答えの一つとも言えるかもしれない。でも…。


映画としては、主人公の選んだ結論に対して肯定も否定も、敢えてしていないように思う。


答えは考えないといけないのだろう。


でも、多分、主人公と同じ立場にでもならない限り、私には答えを出せないと思う。


それで良いとも思う。


考える事に意義がある。