DEATH NOTE考察ぢゃないよ。

少し前に連載が終わり、先日、単行本でも最終巻が発売になった「DEATH NOTE」という漫画を御存知……というのは愚問ですねw

この漫画が評価される部分は、「主人公とライバルの高度な心理(頭脳)戦」「正義の為に悪人を殺す事は本当に正義なのか」と言った、有る意味少年誌ぽくないヘビーな部分であると思うのです。

それ故に、連載当初、この作品を小中学生をメインの読者とする「週刊少年ジャンプ」に連載する事の是非が取り沙汰された事もありました。

その是非に関してはここでは触れませんが、ストーリー内で繰り広げられる心理戦(頭脳戦)のレベルは、少年誌のレベルを超えて、青年誌の連載にも耐えうるものと言っても過言ではなかったというのは、大勢としてそれ程外れた考え方では無かったと思います。



が。



だからと言って、この作品が青年誌に掲載されるに足るか?と聞かれれば、それは「No」であると思います。
それは、物語の根幹部分、スタート地点にある「名前を書かれた人間が死んでしまうデスノート」というアイテムが、少年漫画でしか存在しえないアイテムであるからです。
デスノートがという設定が、リアリティと説得力を必要とする、「青年誌におけるストーリー漫画」には有りえない、そして少年誌だからこそ許される設定であるから、「DEATH NOTE」という漫画は少年漫画である訳です。

続く。