たまには。

ちょっとだけレビューモドキをw

ちぇんじ123 1 (チャンピオンREDコミックス)

ちぇんじ123 1 (チャンピオンREDコミックス)

またえらくマイナーな題材を…w

この作品の原作*1坂口いく」という漫画家さんを御存知の方は、そう多くはないと思います。私は個人的にずっと追いかけてたりするのですが。
昔は集英社月刊少年ジャンプに「闇狩人」という作品を描いていて、そこそこ人気があったのですが、その後は残念ながら、あまり目立った活躍は出来ていないように思います。それでも4〜5本の連載をされているので、まぁ、それなりに…っていった所でしょうか?
代表作である「闇狩人」がTVドラマ「必殺シリーズ」の現代版漫画というストーリーであったのですが、それ以降の作品も、平たく言ってしまえば「ヒーロー物」というくくりでくくれてしまう内容でありました*2
で、この坂口いくさんは、ヒーロー物を描くのがメインであるにも関わらず、線が丸いというか、太いというか、絵がもさったいというか…。端的に言って、ジャンルに向いていないといえるのが欠点でありました。ストーリー的にはそこそこの物を描かれるのですが…。
で、今回は原作・絵コンテという事で、そのビジュアル面での欠点をカバーしての、久々の連載。絵コンテまで切っておきながら、原稿を描かせてもらえない*3というのは、仮にも数本の連載をこなしてきた漫画家として忸怩たる想いがあるかもしれませんが…*4

内容は、主人公(子介川)がとあるきっかけで恋した女の子(月斗素子)は、子供の時に、それぞれが格闘技の達人である、三人の父親から受けた特訓が原因で、人格が本人を含めた4つ(素子とひびき、ふじこ、みきりの三人=ひ、ふ、み)に分裂してしまい、素子の身に危機が迫ると、ひふみのいずれかの人格が出現し、身を守る(敵を撃退する)という、幾分(?)変わった女の子だった。
素子の日常生活を守るため、ヒーロー「仮面レッダー」の教えを胸に、奮戦する(?)子介川だが、子介川の幼馴染にして学年女子のアイドル、そして謎の天才 神無弥が絡んできて…。
というのが、この一巻の大まかな内容。
まぁ、坂口さんらしいといえば坂口さんらしいストーリーかと。
絵の岩澤紫麗さんは、さすがに現役の漫画家の代わりに描くだけあって、なかなか良いのではないでしょうか。ただ、どっかで見たことある絵柄なんだけど、思い出せない…。
ちょっと不満なのが、掲載されているのが秋田書店の「チャンピオンRED」という、チャンピオンブランドの中ではマニア路線の雑誌なのですが、その為か、やたらとパンチラや胸の露出が…。わたしゃ、余りにも狙いすぎてる「萌え」は好きではないのじゃ…(;´Д`)

とりあえず、今後も読もうかな、というのが読んだ後の評価ではありました。


関係ないですが、帯にコメントを寄せている萩原某@BASTARD先生は、他人のコメントを書いている時間があったら、「月刊誌で原稿を落とし」たり、「ほとんど描き直しがないのにも関わらず3000円近くする完全版」を出すような、みっともない事をしないように精進される方がよろしいかと思いますv

*1:絵コンテも含む

*2:少年漫画の主人公なんて多かれ少なかれそうではありますが

*3:描かない?

*4:コレが本人の意思なのか、編集サイドの方針なのかは不明ですが