う〜ん…。

今週のジャンプを読んだのですが…。

今回の「デスノート」の「裏表紙に嘘の約束事を書いていた」っていうのはどうなんでしょう?
ちょっと、後出しにも程がある気がしました。

デスノート」の製作過程というのは、御存知の方も多いと思いますが「編集者が前回の話の続きを提案し、大場さんがそれを裏切る形で話を作る。」と言われています。
既にこの段階で後出しなのですが、これによって、「予想を裏切る意外な展開」という事が出来ている訳です。
今までは「後出し」を感じさせないように上手く話が作られていたと思うのですが、今週はかなりアラがあったように思います。

デスノート」に限らず、推理モノの手法で後出しをやりすぎるのは、作品として疑問を感じずにはいられないんですよね。
推理漫画の代表として、最近では「金田一少年の事件簿」と「名探偵コナン」が挙げられると思うのですが、両方を読んだ感想としては、

「コナン」は全ての条件を提示した上で、それを組みたててトリックを暴くのが基本。無論、全てが提示されていても、「こんなモン解かるかぁ!(# ゜Д゜) 」ですし、後で考えると矛盾もあったりするのですが、まだ、読者に考える余地が残されているんですね。

所が、「金田一少年」は最後に謎解きをする段階で、読者が知りえない重要な要素がいきなり提示され、それによって謎を解く事が出来るというパターンが多かったです。極端な例えでいうと、「犯人は実は双子で…」みたいな事を、伏線も無くやっちゃう、みたいな。
これを続けると読者が推理する楽しみを放棄しちゃう事になりかねませんし、なんといっても「ご都合主義化かよ!」という事で、一気に印象が悪くなっちゃう。*1

まぁ、そんなこんなで「推理漫画のあからさまな後出しイクナイ!」ということを主張した上で、来週も「デスノート」を楽しみにしたいと思います(楽しみなんかいw

あ、あと、「NARUTO」のナルトとサクラのやり取りは かなり笑わせていただきましたw

*1:マガジンはご都合主義漫画の宝庫という噂もありますが。