そ〜のうちなんとか な〜るだ〜ろぉ〜♪
植木等さん死去 80歳 「無責任男」で一時代
素顔は「責任男」 延命拒む言葉残し 植木等さん死去(共にasahi.com)
ありきたりだけれど、また一つ、時代が終わったなぁという気持ち。
植木等さんといえば、「スーダラ節」や「無責任男」が、まず出てくる訳ですが、正直な話、私の世代は、現役ではその辺りの時代は知りません。
最近「スーダラ伝説」という形でリメイクされていましたが、それこそ伝説でしかその頃を知らない訳です。
だもんで、私の中で、植木等さんといえば、ドラマ「ザ・ハングマン」の「和尚」さんだったりします。
現代版必殺仕事人とも言える*1ハングマンの中の最年長で、ポジション的にはナンバー2、役回り的には中村主水的全体の押さえ役的な感じだったと思うのですが…。この辺りは勘違いがあるかもしれません。
でも最低限、「無責任男」的な役回りではなく、まとも(?)な役だったと思います。
後年の、本格的な役者さんの活動を差し置いてまで語られる程、「無責任男」というのは強烈なキャラクターだった訳で、その影響は少なからずオタク文化にも与えられていたと思います。火浦功と吉岡平は、植木さんの方に足を向けて寝られないんじゃないだろうか。
実際にはかなり真面目な方だったらしいので、「無責任」ばかりではなく、そういった辺りも掘り下げた話題をもっと知りたい所です。
2つ目のリンクの最後の一文
昨年11月、朝日新聞の取材で、植木さんは自分の死について「いつまで生きてるかっていうのは分からないからね。無責任男がどういう死にざまをするか。自分のことではあるけども、僕自身も興味のある問題だね」と、しみじみと語った。同じころ、家族やマネジャーには、こう言い残していた。
何かあったら密葬にして、延命措置もしないでくれ――。
涙が出てきたよ…。
御冥福をお祈りいたします。
*1:ていうか、コンセプトとしては確実にそれを狙っていたものと思われます。プロデューサーが一緒ですし。