世に言う所の。

諮問会議と呼ばれる、国の今後を左右する可能性を持つ場に参加しているような、エライ大学の先生様の中にも、問題に対する読解力に欠ける方がいるらしい。

毎日新聞:「労働市場改革:正社員待遇を非正規社員水準へ」

本来、正規雇用されているいわゆる正社員と、契約社員やパート、アルバイトの非正規雇用の格差を縮めて、「増加しつづける非正規雇用者の待遇を高めて、そういった人達の社会的な不安を減少させる」のが目的なのに、正社員の待遇を落として格差を縮めたって意味が無いでしょーが(^_^;)
なんで「平均値を高める」の「高める」じゃなくて「平均値」の方に食いついちゃうかな。
そりゃ、企業にしてみれば、そっちの方が理想なんだろうけど…。
ひょっとして、耳障りが良い話で改革を始めて、いつの間にか論旨を都合の良いように入れ替えるつもりなのかな?

本当に景気が良くなってるって言うなら、今、儲かってる企業で、人件費を削って利益を出しているなんて所も少なくないんだから、もっと還元すればいいのに。