Wiiを触ってきました。

という訳で、12/2発売の任天堂の新ゲーム機「Wii」をさわってきました*1

感想としてはありきたりながら、「面白い」。
主に、最近CMでも流れ始めた「Wiiリモコン(以降便宜上「コントローラー」と表記)」を利き手に持って遊ぶのですが、これが直感的遊べて、そしてゲームの快感を得るのに良い塩梅でした。

以下、実際に遊んだソフトの感想

  • 「WiiSports」…テニス、ベースボール、ゴルフ、ボーリング、ボクシングの5本のゲームが入っているのですが、私はゴルフとテニスをプレイ。ゴルフはコントローラーをクラブのように持ってスイングすると画面内のキャラクターが同じようにスイングして球を打ってくれます。振りの大きさと、速さ、方向をアナログ的に感知して、画面に反映してくれます。大きく速くスイングすると飛距離は出ますが、思いも寄らない方向へ曲がってしまったり…。一応、画面上にゲージや簡易マップが表示されるので、それを参考にして、素振りでスイングの調整(練習)が出来ます。が、調整は出来ても、本番でも同じ様に打てないのが、この「Wii」のミソ。なんと言っても実際に体を動かすので、指だけで操作するゲームみたいに同じように出来ないんですよ。この儘ならない所が楽しいです(笑)テニスは同じようにスピードとかを感知して反映されます。打ち方も色々有るようですが、飛んでくるボールにタイミングを合わせてコントロラーでスイングするだけでも、充分遊べました。しかも、ボールを打つとコントローラーに内臓されたスピーカーからラケットでボールを打った音がし、振動までしてくれます。それが中々心地よし。最高4人までプレイできるのですが、4畳半とかでは狭くてプレイ出来ないかも…(^_^;)他の3つも、基本はコントローラを握って、そのスポーツを体感する、といった感じ。ボクシングはコントローラーに「ヌンチャクコントローラー」というアナログレバーの付いたコントローラーをつないで、それも握ってプレイします。基本的に、コントローラーさえ動かせれば操作が出来るので、必ずしも実際の競技のように立って遊ぶ必要はないのですが、動き易さから考えると立ってプレイが基本でしょうかね。ただ、そうなると、「寝る前にひと遊び…」という訳にはいかんなぁと(笑)あと、快適に遊ぶには「テレビから3m離れて遊べるスペース」と、「3m離れて不自由なく画面が見えるテレビ」が欲しいところですね。
  • 「おどるメイド イン ワリオ」…「Wii」のコントーラーを色々な持ち方&使い方*2をして、色々なミニゲームをクリアしていくミニゲーム集。一つのミニゲームは10〜数10秒で終わるので、あっさり遊ぶには丁度良いかもしれません。このソフトと「はじめてのWii」というソフトでコントローラーの色々な使い方を楽しめます。この、コントーラーの使い方の発想とゲームへの取り入れ方は本当にすごいです。さすが任天堂。「コントローラーを横にして、左右を持ってハンドルにする」というのをやった時には「これでレースゲームやってみたい!」と感じました。
  • ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」…恐らく、ハードと同時発売のソフトの中では一番の大作ではないだろーか?今回、コントローラーを振る事でゲームの中のリンクが剣を振ります。お馴染み弓矢の狙いもコントローラーでポインティングして行います。弓矢は敵が遠ければ遠い程小さくなるので、撃つ瞬間に狙いがずれやすく、当たりにくくなります。「Wii」立ち上げ段階での数少ないRPGですし、なんと言っても「ゼルダ」シリーズなので、期待は大きいのですが…。ちょっと間口が狭いし、正直、やや微妙かなぁ?と。「Wii Sports」や「おどる〜」は、「まんま」な動きをすればそれでゲームが進行するので非常に直感的な操作ができて遊びやすいのですが、それに対して、「ゼルダ」は、「コントローラーを振れば、それに合わせて剣が振られる」という部分に関しては非常に直感的で良いのですが*3それ以外の、狙いをつける為のポインティングや、移動等のアクションが結構ややこしい気がしました。例によって、チュートリアルがしっかりしているし、やりながら憶えるのが常のゲームなので、実際にプレイを続けていれば慣れるのでしょうが、それでも、操作がとっつきにくいかな、と。なんとなく、「コントローラーを振ると剣が振られる」という部分の操作の直感性をの為に、他の操作が煩雑になってしまったような印象がありました。


Wii」本体は、今までゲームをしなかった人達や、DSで初めてゲームに触れた人達をさらにゲームへ取り込む事を目的にしているという事で、イコール家族全体を取り込むのを念頭においていていて、「毎日触ってもらえる」「テレビにつないでおいて便利だと思ってもらえる」が設計テーマだとか。
その為にシンプルに、そしてゲームの根本的な面白さを伝える事が出来る操作系を持ち、待機状態のままネットへ24時間接続している情報端末としての顔も持たせていて、非常に興味深い、良いマシンになっていると思います。これで25000円は安いかもしれない。正直、欲しい(笑)


ただ、気になったのは、この、「直感的」「根源的」な楽しさは良いのだけれど、それに偏りすぎてはいないだろうか?と。
DSは確かに、「脳トレ」系のシンプルなゲームで、それまでゲームをしなかった層の取り込みに成功したけれど、結局の所、それ以外に新しいコンセプトのゲームというのが生まれていない、というか、「脳トレ」以外は「マリオ」「ポケモン」「どうぶつの森」「FF」といった既存のビッグタイトル以外、出しても売れてないのじゃないか?そして、そこへ「直感的操作」という共通項を持った「Wii」を投入しても、結局、新しい物は生まれないんじゃないだろうか?ぶっちゃけていうと、「脳トレ」と「Wii Sports」と「おどるワリオ」と「マリオパーティ*4に何の違いがあるだろうか?被っている皮が違うだけで、結局は同じような内容*5で、ワンパターンに陥り初めていないだろうか?そして、それ以外で、バカ売れしそうな新しいコンセプトを持ったソフトが見当たらないのですが。

願わくば、今までに繰り返してきた「画期的なゲームで新規ユーザー獲得→飽きてゲーム離れ」の繰り返しになりませんことを…。


そうそう、関係無いですが、今日、「WII」の説明会で、懐かしい方↓とトイレですれ違った気がしました。

紀子様ご出産で高橋名人*6街頭インタビューされる!!!
「両方とも御無事で?」がハドソンの営業のエライ人。
いつもながらのテレ東クオリティw

*1:本屋なのに…

*2:「お作法」というらしい

*3:とはいえ、コントローラーを縦に振っても横に振ってもリンクの切り方は変わらないのが残念。回転切りは、接続したヌンチャクコントローラーを振る事で出す事ができます。

*4:Wiiでも出すような事を宮本茂さんが言ってた

*5:ミニゲームの集合体

*6:テレ東に