幸運とか奇跡とか。

昔、読んだ漫画*1の中で、主人公が命がけの決断をしなければならなくなり、結局は主人公が、「勘」で命拾いをする、という場面があり、そのとき、それを見ていた人間が、「こんな場面で勘に頼るとは、大した度胸だ。」みたいな事を言ったんです。

それを聞いた主人公は言います。
「勘というものは、今までの数々の体験、状況分析、そういったモノを積み重ね、その結果生まれる、高精度の決断を言うんです。」

ああ、成る程なぁ、と思いました。
積み重ねの無い勘は只の当てずっぽう。
状況を積み重ねる事で、限りなく正解に近い決断を下す事が出来る。
それが「勘」。

これって、「勘」以外の事にも通じますよね。
努力や行動を積み重ねる事によって、本当に最後の最後で、「運」を乗り越える可能性を高める事ができる。
乗り越える事が出来なかったから、努力が足りないとかではなく、それは本当に最後の最後に少しの「運」の違いがあるだけ。

99まで貯めた蓄積を持つ人間が集まっている所に、後1が落ちてきて、それが誰の所へ落ちるか?って事。

で、まぁ、何が言いたいかと言うと、
「ねじさん、冬コミ当選おめでとうヽ(´ー`)ノ」



*1:新谷かおる作「砂の薔薇」白泉社